チーターのしっぽ:小児科医の研究&ドイツ留学ブログ

ドイツ留学中の医学研究者、小児科医、2児の父です。 研究や留学における反省点や失敗談、ドイツでの日常について書いていきます。

留学は多くの人が憧れる経験の一つです。英語力を上達させたい、異文化について学びたい、海外の友人を作りたい、海外で勉強・研究・仕事をしたいなど、様々な目的で留学する人がいます。留学すると視野が広がりますし、海外ならではの経験ができたり、日本のことを客観的に ...

最近、「早く海外に移住した方が良い」という趣旨のコメントを見る機会が増えました。この背景には、日本の物価や給料が他国に比べて低くなってきていること、スキルや明晰な頭脳を持つ人は海外の方が真っ当な労働環境で相応の給料がもらえる可能性が高いこと、日本の経済に ...

医学生や若手医師の中には研究に興味を持つ人が少なくありません。学生の時には興味がなくても、医師になり学会に参加し始めると興味深い実験データを発表している人や、研究成果に対して受賞する人たちを目にする機会が増えるので、臨床をある程度経験した後に大学院進学を ...

留学経験は人によって様々です。日本で素晴らしい業績を出し、海外のトップクラスの研究室に留学してステップアップしていく人もいれば、日本での業績はぼちぼち、トップレベルとは言えないどこかの研究室に留学して論文が出せたらラッキー、場合によっては出せずに帰国、と ...

生命・医学系の研究者の最初の目標は、大学院で博士(Ph.D.)の学位を取得することだと思います。 Ph.D.は多くの国で共通していますが、私の留学しているドイツではPh.D.は一般的ではありません。 ドイツの博士はDr.rer.nat.あるいはDr.med.になるのですが、知らないと何の ...

留学生活には何かとお金がかかります。家族がいる場合は留学開始にもまとまったお金が必要になりますが、今回は留学を継続するのも経済的に苦しいという話です。  私は日本学術振興財団の海外特別研究員としての奨学金(海外学振)を頂いてドイツ留学を開始しました。 海 ...

子連れで留学する、あるいは留学先で出産する場合、気になるのは現地の病院事情です。私は日本で小児科医として働いていましたが、ドイツの小児科には驚かされることが度々あります。ドイツの小児科医療は悪くないですし、素晴らしい医師も沢山います。ただ、日本とは異なる ...

留学は人生の一大イベントです。何度も挑戦できる事では無いので、研究室選びは失敗したく無いものです。しかし、結果的に満足のいかない留学経験になる人が少なからずいます。留学先の選び方には様々な方法があります。素晴らしい業績を出していて、海外の研究室から「給料 ...

研究をしていると、方向性に関してしばしばボスと意見が合わない時が出てきます。議論の後に合意が得られれば良いのですが、なかなか問題が解決しないこともあります。ボスが特定の仮説に執着する理由を、誰もが納得するように理路整然と説明してくれたら良いのですが、そん ...

海外で不安なことの一つに、差別があります。留学して差別を受けることはありますか、と聞かれれば、当然受ける、というのが答えになると思います。少し前に、アジア人に対する差別が問題になっていましたが、アジア人がなめられてるという印象は確かに受けます。アジア人は ...

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